【レブロンポッドキャスト要約】Mind the Game #10 レブロンが語るニコラ・ヨキッチとインバーテッド・ピックアンドロールにおける彼の素晴らしさ

2024年9月22日

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第10話「LeBron on Nikola Jokic and His Brilliance in the Inverted Pick-and-Roll」では、レブロン・ジェームズとJJ・レディックが、インバーテッド・ピック・アンド・ロールの効果と難しさについて議論します。ヨキッチやヤニスのようなビッグマンがボールハンドラーとして、相手の弱点を突く場面を詳細に解説。特にレブロンは、ディフェンスの反応やカバーの難しさについて深掘りし、どのように守るべきかを探ります。今回のエピソードもバスケットボールの戦術理解が深まる内容です。

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インバーテッド・ピック・アンド・ロールの難しさ

レブロンとJJは、インバーテッド・ピック・アンド・ロールが非常に守りにくい戦術であると指摘します。この戦術では、通常のピック・アンド・ロールとは異なり、ビッグマンがボールハンドラーとなり、シューターやガードがスクリーンをセットします。ヨキッチやヤニスのようなビッグマンがこの役割を担うと、ディフェンスは通常のカバレッジが機能しにくくなります。特に、相手の最も弱いディフェンダーをターゲットにすることで、守る側にとっては難解なパズルとなります。

インバーテッド・ピック・アンド・ロールの守り方

レブロンは、インバーテッド・ピック・アンド・ロールに対するいくつかのディフェンス戦術についても触れています。例えば、ビッグマンがシュート力に欠ける場合、ディフェンス側は「スナップ」カバーを用いて、ディフェンダーがスクリーンの下を通過しながら守る方法があります。しかし、ヨキッチのようにシュート力のあるビッグマンに対しては、「ヘッジ」と呼ばれる積極的なディフェンスが必要になります。最悪の場合には、スイッチを選択し、ダブルチーム(「ファイア」とも呼ばれる)で対応することも考慮されます。

<ステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンのコンビネーション

エピソードでは、レブロンがステフィン・カリーとドレイモンド・グリーンのプレーも取り上げています。ニックス戦では、カリーがペイント内にポジショニングし、グリーンがボールを持ちながら、カリーがスクリーンをセット。この場面では、カリーが相手ディフェンダーをうまくスクリーンし、グリーンが簡単にダンクを決めることができました。このようなコンビネーションプレーが、インバーテッド・ピック・アンド・ロールの多様性と効果を示しています。

ヨキッチの卓越したプレーメイキング

レブロンはヨキッチのプレーメイキング能力にも言及し、彼がすべてのパスを正確に通せる点が、デンバー・ナゲッツのディフェンス攻略を非常に困難にしていると語ります。

ヨキッチは相手がダブルチームを仕掛けても、そのプレッシャーを容易に打破し、フリーのシューターやカッターにボールを供給します。このような高いバスケットボールIQを持つプレーヤーに対しては、特別な戦術を用意しなければなりません。

 


まとめ
インバーテッド・ピック・アンド・ロールは、特に高いバスケットボールIQと技術を持つ選手たちによってさらに強力な武器となります。レブロンとJJの議論は、現代バスケットボールにおける戦術の進化と、それに対するディフェンスの課題を浮き彫りにしています。バスケットボールの戦術理解を深めるためにも、このエピソードは見逃せない内容です。